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2009年4月

私のフォークギター

 今から40年以上前、我が家には古い小さなガットギターがあった。父親が弾いていたわけではなく、誰の物かも不明であったが、とにかく、当時はフォークソングの黎明期、私は中学生になったばかりであったが、この古いガットギターを手に自己流の練習を始めた。
 音階を覚えると、次はコードであるが、このガットギターでは、Fなどのバレーコードがどうしても押さえられない。やっぱりフォークギターじゃないとダメだとばかり、貯め込んだ小遣いで、8千円程度の全音のフォークギターを初めて購入した。今から考えると、都会ではともかく、昭和40年代前半に山口県のような田舎で中学生がフォークギターを弾いているというのは珍しかったように思う。ギター雑誌GUTSの楽譜を食い入るように見て、毎日練習していたのを覚えている。
 高校に入ってからも、フォークブームは衰えておらず、新しいギターが欲しくなる。お年玉などを貯め込んだ貯金全額を握りしめ、街の楽器屋に向かった。そこにはピカピカのヤマハのフォークギターが吊してあり値段は18000円、しかし、私の目は特等席に置いてあったヤマキというメーカーのカスタムメードのフォークギター(Fー130)に釘付けとなる。何と値段は3万円、その楽器屋に置いてあった最も高価なギターがこれだったのである。昭和45年の大卒初任給の平均が41000円程度だったらしく、当時の我が家にとっても3万円は大金であったが、足りない分は親に助けてもらったような記憶がある。

 あれから38年経った今も、ヤマキのフォークギターはまだ手元にある。以後、何年かに一度、ギターの存在を思い出す度に弦を張り替え音を出していたが、今朝、数年ぶりに急にギターを弾きたくなって、新しいギターの弦を買いに走った。弦と一緒に、初めてチューニングメーターなるものも買った。子供の頃からギターのチューニングは、音叉と自分の耳で済ませてきたのだが、年齢と共に何もかも体の部品が衰えていくのを感じているため、音程を目で確かめられるクロマチックメーターを買ったのである。ギターを久しぶりに弾いてみようと思ったのも、指先の運動が脳の活動低下の防止に役立つかもしれないと考えたためである。
 家に帰ってからギターを出してみると、なんと!ギターの塗装の艶がすっかりなくなってしまっているではないか。何が原因でこうなったのだろう?数年前までは大丈夫だったのに。がっくりである。弦を張り替え、さっそくチューニングメーターでチューニングし、音を出してみる。今回は、できるだけ指が痛くないようにと弦は最も細いエキストラライト弦にしたのだが、マーチンのこの弦との相性がよかったのか、ほれぼれするような豊かな響きを奏でてくれた。チューニングも正確なのだろう、和音の響きが素晴らしい。楽器の音色だけは、新品の方がよいとは限らない。不思議である。30分も弾いていたら、左手の指先が痛くなってしまい、本日の練習は終了、指の皮が厚くなるまで、しばらく続けてみようと思う。

 最近、天使の歌声を持つ英国の中年女性が世界中で話題になっている。外見からはとても想像できない声と歌唱力が注目されているのだろうが、同様に日本からも50を過ぎた中年天才フォークシンガーが近々誕生するかもしれない?

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尾道日帰りドライブ

 高速道路料金が千円乗り放題となり、ようやく出かける余裕ができたので、久しぶりに広島方面に行ってみることにした。

 我が家は、阿蘇や別府など、九州方面へのドライブ、旅行がほとんどなので、広島は数年ぶりである。しかも、今回の主要目的地である尾道は、実に10数年ぶりとなる。

 午前8時過ぎに山口ICに入る。ここから広島までは、ほとんど他の車と出遭わない、いつも閑古鳥が鳴いている高速道路である。以前、北海道の道東自動車道を車より熊の方が多いと言って問題となったことがあったが、ここは車より狸の方が多いと言われそうな区間である。今回は、高速料金の引き下げで道路状況が一変しているかと思われたが、やはりここは閑古鳥が鳴いていた。ただ、時折対向車が現れたり、追い抜かれたりする車があったことは報告しておく。

 途中、吉和PAで休憩をとり、無事三次ICに到着、世羅高原農場に向かう。世羅町には、数年前からこの高原農場をはじめ、町内にいくつもの観光植物園が開園している。いつか行ってみたいと思っていたので、まずはチューリップで満開であろうと思われる世羅高原農場をカーナビにセットする。

 今回の新兵器は、そう、このカーナビである。我が家のファーストカーには、純正のナビシステムが装着されているが、セカンドカーにはナビを設置していなかった。結果、遠出する時には、ナビがないと不案内ということで、やむなくファーストカーを利用することとなったが、排気量が大きいだけ快適性はあるものの、いかんせん燃費が悪い。これでは、せっかくの高速料金の値下げ効果も半減する。ということで、今回、低価格のナビをいろいろと研究し、価格COMにて人気が一番であったGARMINのnuvi250Plusという製品を購入した。なんと価格は3万円を切る。ファーストカーの純正ナビの10分の1以下の値段であるが、これでも無事目的地にたどり着ける。フラッシュメモリの低価格化でこのような製品が出現してきたわけであるが、インターネットからオービス設置地点データを取り込むこんで表示することができるなど、昔のナビにはない便利な機能もある。

 世羅高原農場に着くと、さNo0098すがに快晴の日曜日、駐車場はいっぱいである。入場料を払 って中に入ると、目の前にチューリップ畑が拡がるものの感激は薄い。やはり、くじゅう花公園などを見慣れているせいか、いかにも田舎の素人経営、野菜の替わりにチューリップが植えてあるという感じがしてしまう。見せ方にセンスがなく、せっかくの広さも、段差等があるため、全体が視界に入らず、実際の面積よりも狭く感じてしまう。これで入場料700円は高い!率直な感想である。それでも、中は大勢の観光客で賑わっており、花の撮影では人影を避けて撮ることは不可能であった。結局他の観光農園には寄らず、今回のドライブの目的地である尾道へ向かう。

 尾道の観光名所と言えば千光寺公園、ナビをセットし目的地に向かう。途中、御調町(みNo0100つぎちょうと読む。)を通る。ここは高齢者福祉の先進地であったことを思い出す。狭い山道を登っていくと、千光寺公園に到着するが、駐車場の前には満車という看板が置いてある。やむを得ず、少し下がったところで車を停め、山からの尾道の風景を撮影、すぐに海辺に向かい、市営駐車場に車を駐めて街の散策に向かう。

 No0107尾道の風景は、「転校生」など尾道三部作の映画で紹介されたこともあり、すっかりお馴染みであるが、向島との間の狭い尾道水道、海沿いの国道2号線に平行する山陽本線、この山陽本線の下、地下道を抜けると鉄道に沿うようにたくさんの寺院が並び、何とも言えない風情を醸し出している。神戸のような都会的な風景でもなく、かといって、田舎のさびれた漁村風景でもなく、この感じが実にいい。

No0094No0093   駐車場から尾道駅の前を通り、海岸へと向かう。正面には大型クレーンが見え、正面の向島に向かう小さな連絡船が行き来している。わずか300メートル程度の距離ということもあるが、渡し場にある料金表を見ると、人は60円、5メートル未満の車は100円とある。これで商売になるのであろうか?

 海辺はきれいな遊歩道が整備され、ベンチも置いてある。お天気がよいのでひなたぼNo0091 っこをしている人も見受けられたが、ここは若い人達、しかも若者のカップルが多いのに驚く。昨今、どこの観光地も中高年女性で溢れているが、ここには見られない。おしゃれなティーショップやお寿司屋さんなども目に付く。
No0105_2   しかし、何と言っても驚いたのは、大勢の若者達が店の前で並んで待っている光景であった。いったい何を目的に並んでいるのか?1軒は「からさわ」というアイスクリーム屋さん、もう1軒は、「朱華園」という尾道ラーメンで有名な店であった。次回尾道を訪れた時は挑戦してみたい。

 次に商店街を歩いてみる。やはり、ここもシャッターが降りたままのお店があるものの、No0102 まだまだ元気に営業を続けている店も多く、昔銭湯であったが今は駄菓子屋?として営業している店、向島で生産している帆布を使って鞄を制作販売している店、本物の刀剣も展示販売している刃物屋などが特に目についた。人通りは、我が郷土の山口道場門前と同程度か?

   旧No0103商工会議所に設置された観光案内所で尾道の観光パンフレットをいただき、掲載された地図を見ながら、山陽本線を超えて坂を登り、志賀直哉旧居まで歩く。途中、坂には豆屋や料理屋のユニークな看板が目を引く。風情はあるものの、狭くて急な坂道で、中高年には酷な道である。宝土寺、一宮神社、光明る寺と回り、商店街入り口まで戻り、そこに設置してあるNo0096林芙美子の像を前に記念撮影、およそ2時間の散策であった。カメラマンの私としては、尾道水道の夕景を撮影したかったのであるが、今日は日帰りの予定、帰りが遅くなるので断念し帰途に就く。

 帰りは、山陽自動車道尾道ICから防府東ICまで、さすがに高速料金の割引効果か、尾道からしばらくすると、車の数があっという間に増え、広島市に入るまでは一般道路並の混雑となり、気を遣うドライブとなった。我が家には午後8時過ぎに無事到着。ガソリン代を含め、本日のドライブの交通費は5千円程度、本来ならば、高速料金だけで1万円弱もするので、確かに割安感は強い。ガソリンも安い今の間に撮影旅行を重ねるのも一考か?

  

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陽が長くなりました。

 例年になく長かった桜の季節も終わり、ずいぶんと陽が長くなってきました。
檜の花粉が気にはなりますが、暖かくて気持ちのよい日が続いたので、久しぶりにカメラを提げて近くのサビエル記念公園まで行ってみました。
No0070   夕刻にも関わらず、駐車場には、県外ナンバーの車も駐まっており、観光客らしき人達もチラホラ見受けられました。火災でサビエル記念聖堂が焼失して何年経過したでしょうか?
モダンな聖堂に建て替わり、見慣れたはずなのですが、どうしても昔の風情のある佇まいや鐘の音が忘れられません。
 高速料金が千円となったので、我が家もどこかに出かけようと思ってはいますが、なかなか実行できません。連休の間は、人が多いNo0069 でしょうから、連休明けに広島の世羅高原に行って、花の撮影をしてこようかなと考えています。ついでに、久しぶりに尾道の風情も堪能して来れたらいいですねえ。

 久しぶりに私のHP「我が人生の写真館」に新しいスライドショーを入れました。見て下さい。

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